幼稚園の願書って、園によって書式や内容は様々ですが、実にいろいろな項目があります。
志望動機や子供の性格を書く欄の他に、家庭での教育方針や、園に対する希望、なんて項目もあります。
家庭での教育方針か・・・、ん?園に対する希望??
見慣れない、書き慣れない項目だけにどのように書いたら良いか悩みますよね?
志望動機や子供の性格欄に目が行きがちですが、実は家庭での教育方針というのは、子供への躾の方法や考え方を幼稚園にアピールする機会となりますし、面接の時に幼稚園側からその内容について質問をされる可能性もあります。
幼稚園の願書の書き方については以下の記事でも詳しく解説しています。参考にしてみて下さい!
園に対する希望は、入園前の時点で気になる事柄を直接園にお願い出来る貴重な機会です。
特になし、と言わず園側に伝えておきたいことを遠慮なく書きましょう!
この記事では、
- 家庭での教育方針の書き方
- 園に対する希望の書き方
について主にスポットを当て、文章の書き方や気を付けることなどを解説します!
目次
家庭での教育方針の書き方や失敗しない為のポイント
教育方針と言っても、なんとなくはあるけど文字に起こすのが難しい・・・
ってお悩みの方、結構いらっしゃると思います。
こんな子に育って欲しいという願いや理想はあるけど、まだ2、3歳だしそこまではっきりとした方針はないなぁ・・・
学校などの教育方針に掲げられているような立派な文言なんて思い付かない・・・
そんな時にオススメの方法があります。
家庭で習慣になっていることってありますか?
例えば、
- おはようやおやすみ、ただいまやおかえりなどの挨拶
- ありがとうやごめんなさいなどのお礼や謝罪の言葉
- 毎日外遊びに連れ出している
- 規則正しい生活リズムを心がけている
などなど各家庭によって様々あると思います。
毎日特に意識しなくても頭と体に根付いてるもの。
実はすでにこれが家庭での教育方針なんです。
挨拶は円滑なコミュニケーションを築く上での第一歩ですし、お礼や謝罪の言葉は相手のことを思い遣る気持ちを育みます。
外遊びは基礎体力を養う為に欠かせない要素ですし、規則正しい生活リズムは心身の健やかな成長の助けとなります。
毎日の習慣の積み重ねで子供は育ちます。
家庭で習慣となっていることがあったら教育方針として書いてみましょう。
例えば上記の例の中から教育方針を書くとします。
また、規則正しい生活リズムが身につくように、時間の使い方を大切にしています。
これ、充分立派な教育方針ですよね?
難しい言葉で書かなくても、きちんと伝わりますよ!
逆に難しい言葉でガチガチの教育方針を書くと、面接の時に突っ込まれても上手く答えられず、しどろもどろになってしまう可能性も・・・
普段、習慣になっていることはどんな些細なことでもその家庭の立派な教育方針です。自信を持って書きましょう!
ただ、気を付けるポイントがあります。
それは、幼稚園の教育方針とあまりかけ離れたことは書かない方がいい。
ということです。
例えば、希望する幼稚園が規律やお勉強を重視する園だったとします。
そこに、
たくさん体を動かしてのびのびと遊んで欲しいので、公園での外遊びやお散歩を大切にしています。
と書いたら、幼稚園側としては、
んん?うちの園で本当に良いのかな?と思いますよね。
幼稚園選びの時点で、だいたい家庭の方針と合致する園を選んでいらっしゃるとは思いますが、念の為もう一度園の教育方針と家庭の方針を見比べて、方向性が違う方針は書かないようにするのが無難です。
逆に方針が近しいものはどんどん書いた方が良いですね。
幼稚園選びについては以下の記事を参考にしてみて下さい!
園に対する希望って何を書けば良いの?
大人の履歴書にも、勤務に対する希望、的な欄がありますよね?
あれと同じで、自由欄や通信欄に近いものになります。
希望、とはありますが、幼稚園側に伝えておきたいこと、知っておいて欲しいこと、という意味合いで良いと思います。
例えば、子供に食物などなんらかのアレルギーがある場合は絶対に伝えておきたいですよね。
そんな感じで、これは伝えたいと思ったことを遠慮なく書きましょう。
園側としても、色々書いてくれた方が入園までに対応の準備が出来るので助かるはずです。
ちなみに私は、願書を書く時点(10月末)で子供のトイレトレーニングが完了していなかったので、その旨を書きました。
以下、願書に書いた通りです。
入園までに完了させたいのですが、もし間に合わなかった場合はオムツで登園させようと思います。
その後頑張りましたが、結局入園までにトイトレは間に合わず、オムツで登園となりました・・・
すると、入園後すぐに担任の先生から、
「オムツじゃなくて普通のパンツで登園して下さい。お漏らししても大丈夫なので、こちらで面倒みますね」と言われました。
これってきっと園に対する希望の欄を読んでいて、その上で声をかけてくれたってことですよね。
素早い対応にびっくりすると同時に、ありがたさにちょっと泣きました(笑)
こんなこともあるので、子供のことで少しでも気にかかっていることがあれば、絶対に書いた方が良いですよ。
どんな些細なことでも、先生方は情報を共有してその部分を重点的に見て下さると思います。
もし、どんなに考えても気にかかる部分が出てこなかった場合は、空欄や「特になし」ではなく、
「これから3年間お世話になります。よろしくお願いいたします。」や、
「貴園でたくさんのことを学び、親子共々一緒に成長していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。」
のような挨拶文を書くと、スペースも埋まりますし、印象も多少アップしますよ!
まとめ
いかがでしたか?
家庭での教育方針も園に対する希望も、あまり難しく考えず、キレイに書こうと思わず、伝えたいことは遠慮せずにはっきり書きましょう。
真心を込めて丁寧に書いた文章はきっと伝わるはずですよ!
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